牛久クリーンセンター えんとつ デザイン設計
USHIKU CLEAN CENTER ENTOTU
「創造らしさの風景」 高さ60メートル
煙突に我々は、何を求めるであろう。
物が、消えるなくなる最後の「みち」ではないだろうか。
ならば、敬意をもって記憶にとどめておく「みち」でありたい。
煙突自体と天空高くにて無となったものが、牛久市の将来のために何か発信できるものでありたい。
だから、この煙突自体に意味を持たせたかったのです。
そのため、テーマを「創造」 「らしさ」 「風景」とし、形状や色彩などのよって意味を込めたデザインとしたのです。
それは、この牛久クリーンセンターが5つ分別ゴミ処理施設から成り立っている意味を持っています。
そして、それは互いに重なり合い、ねじれながら天空に向かって伸びゆく姿なのです。
これこそ、躍動や発展を感じさせますが、ゴミが重なり続けると、どうなってしまうのか? という意味も同時に暗示させます。
このまったく新しい形状が「そうぞう」をかき立てられ、煙突から人へ、人から人へと語り継がれ、牛久クリーンセンターの、又牛久市の「らしさ」となっていくのです。
「風景」は、夢を託しました。
煙突の足元には、ツタを植えました。煙突にツタを這わせることで、もしかしたら、煙突全体が緑に包まれてしまったら「すてきだろうな」という夢です。実際には、60m近くもツタは這えないと思います。がしかし、「もし、もしかしたら」という思いを込め計画しました。それは、誰にでも想像できる、わくわくした気持ちなのです。又煙突がずれる毎に、市の木である「キンモクセイ」の葉をイメージしたブロンズ鋳物を配置しました。それは成長するがごとく、見る人に活力を与えます。葉の先端は、生命を表現するため緑色に染まりだしています。
この煙突は、巨大な樹なのであります。2面ある赤系の色は、樹の表層や牛久シャトーの赤ワインの色を、別の2面の黄色系の色は、樹の断面や発芽の色をイメージしたものであります。この巨大な樹の形状や色彩が、時と共に影を落としたり、様々な表情を刻々と観せてくれることでしょう。
そして、最上部は、風を感じる姿とし、これら全てが絡み合うことで、これから来るであろう「ゴミ問題」を夢ある問題提議になればと思います。
煙突だってしゃべりたい!
●京都下鴨神社「葵の葉を使った友禅印刷によるカレンダー」崇敬会用
葵祭で使用した後、廃棄してしまう葵の葉を乾かし、粉末状にし、印刷の中に封じ込めた友禅印刷技術であります。
●奈良薬師寺 世界遺産東塔修復に伴うプロジェクト 東塔基礎の砂や石を使った「根付お守り」
●奈良薬師寺 世界遺産東塔修復に伴うプロジェクト 東塔基心柱材を使った「根付お守り」
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等
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